BLOG

半分はカタルシス、半分は自分の感情の選択に責任を持つ

女性は悩みがあっても、誰かに話すだけで半分ぐらい解決してしまう。

だからアドバイスもしないで、ただ共感しながら聞いてあげれば良いなんてことはよく聞く話だけれど、実際に心理学的にもカタルシス(精神の浄化作用)なんて言ったりもする。

では本当に半分解決出来たとして、後の半分はどうなるの?っていうお話。

半分はカタルシス、半分は自分の感情の選択に責任を持つ

 

悩みを聞いてもらうだけで解決するのか

実際は悩みを聞いてもらうことで、違う考え方が出来るようになって、悩みが解決出来るような行動ができたりするようになるのだと思うので、確かに聞いてもらう効果は高いかもしれない。

実際に私も一人で悩んで、同じ考えから抜け出せなくなったときなどは、友人に会い話を聞いてもらうだけでスッキリしたり、同じ考えから抜け出せたりするときがある。

だからといって誰にでも相談しているわけでもなく、この人に話せば確実にポジティブな発想に転換できるという人にしか話していない。

偶々悩みのあるときに人と会うことになっていて、流れで話すことはあったとしても、それでも最中のときはあまり話さないでいる。

なぜなら渦中の時に話したとしても、話がリアルなだけにお互いに暗い気分になる可能性が高いからだ。

とはいえ、つい話してしまって、「ごめんね、変な話をしちゃって」なんてことはたまにあるし、思いがけずスッキリしてしまうこともあるけれど、話を聞いてもらうだけではやはりすべては解決しない。

結局は悩みの元を考えて、考え方を変えたり行動するなりしなければまた同じところに戻ってきてしまうし、同じ悩みで繰り返し話していても、いい加減飽きられるし、話される方もする方も時間の無駄になってくる。

 

悩みを解決する方法を見つける

例えば私が彼のことで悩んでいたとする。

二人の問題であれば、二人で解決した方が早い。

けれどもそういった関係にないから悩むわけで、もし相談し合える関係が出来ているならば悩みにすらなっていないわけだ。

付き合いが浅い、期間が短い、暴君気味、聞く耳を持っていない、自分が本命ではない可能性などがそれにあたる。

で、自分がツライのは相手に原因があると、どうにか相手をコントロールしようとすることが、また自分を辛くさせる。

相手をコントロールしよう、他人を変えようとしている限りその悩みからはおそらく解放されない。

実際に私は、他人をコントロールしようということを止めたときから、悩む事が少なくなったし、同じ悩みを長い間抱えることはなくなったと思う。

 

他人をコントロールしないで、自分で自分の責任を取る

大前提として、自分の感情はすべて自分で「選択」できるということ。

自分が嫌な思いをしているのは、相手のせいではなく、嫌だという感情の選択をしたのはすべて自分。

私が腹を立てているのも、腹を立てるといった感情を私が選択をしたから。

だから、相手が何をしようと、私は腹を立てないという感情の選択も出来る。

とはいえ、これってめちゃくちゃ難しくて、一瞬はやっぱり怒るときも、悲しくなるときも、落ち込むときもある。けれどそれらの感情を長続きさせないようにはなっているだけでも心の健康には良いと思う。

人に話を聞いてもらうことで半分解決して、少し元気になったら、一旦客観的に考えてみる。

自分の今持っている感情は、どういった思いから出てきたものなのかと。

 

これらの考え方は、はじめて知ったのは『選択理論』という本を読んでからだった、それからというもの、自分の心の管理に役立ちそうな本は相当数読んできたので、上述の話も色々なものが混ざって、もはや私の考えになってしまっているけれど、いますぐに、身近にいる人との関係を良くしたいと思っている方は、以下を読んで考えてみると良いかもしれない。

『グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために』

この方の翻訳本が何冊かあり2010年以前に出版されているものはほとんど読んだと思うけれど、いずれも良書だったけれど先ずは『選択理論』ただ、すんごい高いし、すんごい分厚いし、読むのは大変。でも私の駄文をここまで読んでくださる方はおそらく、文字好きな方なので、お薦めです。

過去にどんな本だったかと書き留めていた文章があったので、以下に書いておきます。

『選択理論』

相手を自分の思い通りにコントロールしようとする心理学を「外的コントロール」と言う。

外的コントロールは、大切な人間関係を破壊していく。

グラッサー博士は、外的コントロールの反対の心理学、「選択理論」を提唱し、その心理学を使えば使うほど、人間関係は良好になるといっている。

外的コントロールとは、批判、責める、文句を言う、ガミガミ言う、脅かす、罰する、褒美でつる、と言う致命的な習慣。

選択理論とは、支援、傾聴、受け入れる、信頼する、励ます、尊敬する、違いについて交渉する、という関係を確立する習慣。

主に、外的コントロールの言葉を選択理論の言葉に変えていくことで人間関係を創造的にする教えです。

大事な友達に対しては、絶対にやらない行動や言わない言葉を、何故か夫婦間や親子、恋人には言ってしまうし、思いやりが欠けたりしてしまう。

結婚しても、親子であっても、彼氏彼女であっても、親友に対するような思いやりがお互いにあればもっとうまくいくのではないだろうかと思えた本だった。

 

あとがき☆☆☆

選択理論をもう一度読もうかなーと思って探したけれど、誰かにあげてしまったようで、見つからなかった。もう一度買おうかと思ったけれど4,000円は高すぎ、笑

何度も読んだから、もういいかな。ということで諦めることにした。

夕食に、一週間前に仕込んだ、ささ身の燻製を作ったけれど、パサパサであんまり美味しくなかったので、ポトフに入れてみた。

やっぱりベーコンが美味しいのは油の多い豚バラ肉なんだなーと。笑

RELATED POSTS関連記事