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ロジックツリーのイシューはモレてはいけないが、ダブってもいい

2016/10/01作成 更新2020/12/16

昨日は母校の大学院に行ったのだけど、ちょうど入学検討者向けに、ロジカルシンキングの公開講座をやっていたので、参加させてもらった。

もれなくダブりなくと言えば、MECE(ミッシーあるいはミーシー)といって、ロジカルシンキングには必ず出てくる考え方だ。

MECEの意味は、相互に漏れなく重複なく、ある事象についての要素を完全に網羅している。そして、同じ要素が入っていないということで、MECEを行うためのツールがロジックツリー。

見た目がこんな感じの。小学校の時の連絡網みたいなやつ。

ロジックツリーのイシューはモレてはいけないが、ダブってもいい

ちなみにもう今どきは、個人情報保護の関係で、クラスの生徒全員の連絡先が入った、連絡網って無いんだってね。

どうやって連絡取るって言ってたっけな?元小学校教員の姉に聞いたことがあったはずだけど、すっかり忘れてしまった。

学校からの一斉メールなどだったかと思う。

ツリー構造の中身(イシュー)がダブったときはどうするのか?

ロジックツリーのイシューはモレてはいけないが、ダブってもいい

ロジカルシンキングの先生に、ロジックツリーについて、長い間疑問だったことが、質問できてめちゃくちゃスッキリした。

ロジックツリーに書き出すときも「もれなくダブりなく」だから、同じ言葉が入ってくるとダブっていしまうことになる。

これが二階層ぐらいまでは、なんとかダブらないでできるのだけど、三階層、四階層くらいになると、どうしてもダブってしまうときがあった。

今となってはわざわざロジックツリーを使うこともあまりないのだけれど、以前は、お客さんに整理できることをわかりやすく見せるためによく使っていた。

代わりにやってみせるだけなので、お客さまが抱えている問題も曖昧で、もうなんの言葉を入れようかとけっこう悩んで、結果同じ意味の違う言葉を選んでごまかしたりしていた。

そうしたら、なんと!

同じことに辿りついたり、同じことばが違うラインでも出てきたりする場合は、それだけ重要なことで大きな問題だと思うということだった。

それは、もっと早くしりたかった。

まぁでも、可能な限りダブらないほうが良いので、問題の本質に近い人がやるか、一緒にやってあげないとダメってことだと思うけど。

他責思考でいる限り問題は解決しない

ロジックツリーのイシューはモレてはいけないが、ダブってもいい

このロジカルシンキングの授業を教えてくれた先生は、他にも問題解決という授業も担当されている。

この問題解決の授業は、私の考え方を根底から変えてくれるぐらい、すごい授業だった。

なにが凄いって、問題はすべて自責にして考えないと解決できないという考え方だ。

あの人が悪い、あの人が変わってくれさえすればと他人の責任にしている限り、問題は解決しない。

だから、自分の責任として考えて、問題に取り組むという考え方だった。

別に自分の責任として考えるだけで、自分が悪いと思えと言っているわけでなく、自分ができることで考えるだけだ。

問題を解決するために、自分ならばどうするかって考えるだけ。

そしてそもそも問題も私が問題と思っているだけで、問題の相手は、問題に感じていないかもしれないし。

いま思うと、そんなの当たり前じゃないかって思えるが、今から10年前の私は、他責思考だったし、知識としてしらなくて、いつも問題を抱えていたように思う。

だから、今でも覚えている、他責→自責にすれば解決する!って知ったときの、あの感覚。暗中模索のなかで霧が晴れていくって感じ。

けっきょく大人になってから勉強が好きになった理由は、自分が一番助けられたからなんだと思う。

 

 

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