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小説ネタ覚書。浮気をし続けたいから結婚はしたくない男性。

ある男性が結婚しない理由。

「自分は浮気をするので、一生一緒にいるという意味のパートナーには、向いていない」。

小説ネタ覚書。浮気をし続けたいから結婚はしたくない男性。

一人の女性に決めたくない、本能のままに自由でいたいと言った意味も含まれているのだろが、そうは言っても寂しいので、いずれは、一緒に過ごすパートナーは欲しいと望むようになるのではないかな?なんて、人ごとながら考えていた。

男性が結婚したくない理由でよく聞くのが、束縛される、自由が無くなる、相手の人生に責任を持つことに不安がある、金銭的な問題(負担になる、趣味ができなくなる)などは一般的によく聞く話である。

これまでに聞いたことのある中で、未だに忘れられない話が一つあって、

「自分の血を継ぐ者を残したくないから」なんて理由があった。

自分の血を断ち切りたいだなんて、いったいどんな事があったのだろうか。聞いても私には理解できない話だったかも知れない。

 

一族が、いわゆる上流階級というやつで、「自分はコネ入社だ」なんてハッキリと言っていた方なんだけど、当時、某企業のコネ入社枠でもランクがあり、ある業種のコネは最強である、なんて事もその方から聞いた話だった。

その方は確か40歳を超えていたと思うのだけど、既にバツ4なんて事になっていて、結婚から離婚までの流れとしては全員同じだったのだ。

社内恋愛→結婚→奥さんが子供を作りたい→離婚→慰謝料→のループを4回して、借金がすごいけれど、「最悪払えなくなったら実家(親の家)を売却するだけだ」。なんて言ったのを聞き、寒々したのを覚えている。

自分は結婚もしたくなかったのに、付き合うことになると周りから固められる。

結婚した場合は、絶対に子供は作らない、そのために結婚をしたらSEXは家庭に持ち込まないという条件を挙げていたそうだ。

しかし彼女の方は実際にそんなはずは無いだろうと考え、結婚する。

ところが、結婚した途端に本当に家庭にSEXを持ち込まなかったそうだ。

浮気を責められても、「結婚する前に宣言したじゃないか」と言って、結果離婚になったらしい。

そりゃそうだろう、そもそも結婚してから、子供は欲しくない家庭にSEX持ち込まないなんて意地を張るならば、結婚する前に、絶対に結婚しないと意地張れよって、当時も考えたんだけど、結局その方も、一人でずっと居るのは寂しかったのではないだろうか。

だから、一生一緒に過ごすという意味でのパートナーが欲しくて、それを満たしてくれるのが結婚だったのだろうなーと思ったわけだ。

まーそれにしちゃあ、せめて三回目の結婚あたりでは、何か学習が必要だったんではないかと思ったけれど。

そんな昔の話を思い返しながら、冒頭に書いた、ある男性が結婚しない理由をもう一度考えてみると、

「自分は浮気をするので、一生一緒にいるという意味のパートナーには、向いていない」。

でも浮気が許されて、さらに仲良く暮らしていけるならば、結婚はしたいと考えているのかも知れない。

そんな女性はいるかなと考えると、中村うさぎさんという作家がいる。

けっこう私は彼女の書いた本が好きで、何冊か読んだのだけど、彼女のご主人はゲイで戸籍上はご主人であるけれど、肉体関係はなくて、ご主人には彼氏(彼女)がいる。

精神的なパートナーとして結婚していて、最近うさぎさんが病気をしたときにも、ご主人は誠心誠意の看病をしてくれて、ご主人がいてくれたことを心から感謝していると言っていたわけだけど、もちろんこれが成立しているのは、肉体関係が無いからかも知れない。

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