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男って本当に子供だと思う瞬間。生産性のない張り合いで大盛り上がりと熟考欠如な発言
- CATEGORY そこはかとない話
- UPDATE : 2015.11.22
- LAST UPDATE : 2015.11.22
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先日サラリーマンの街 新橋でビジネススクールのメンバーと集まった。場所は駅前だからという理由なだけで養老乃瀧である。
例によって女性は私一人、男性六名、オシャレモダーンのかけらもない居酒屋で、この輩どもが異様な盛り上がりを見せ、なんでこんな生産性のないことで張り合えるのだろうかと、男とは本当に不思議な生き物であると、改めて実感したのだった。
一番最初にトイレにいった一人が戻ってくると、大興奮で、
「なんだなんでだ!このトイレ950mlも出たよー」
私がなんのことだか理解できない間に、次に戻って来た一人が
「あー!オレ750mlだった」
「950って可笑しいよ、どんだけ出てるんだよ、」
「実際飲んだ量よりも多いって、どーゆーこと?やべーすげーおもしれー!」
養老乃瀧のトイレには、尿量を測るゲームが設置されている。
どうやら「トイレッツ」という商品らしい。
ITmedia ニュースというサイトの記事を転載すると、
今夏セガ(東京都大田区)の男子トイレでは、かつてないゲームの開発が佳境を迎えていた。店舗用電子POP「トイレッツ」。男性用小便器に取り付け、スピードセンサーで計測された尿の勢いや量で遊ぶゲームで、広告表示ができるというもの。
10月に居酒屋「養老乃瀧」チェーン40店で先行導入されると、Twitterやブログで「セガの本気」「俺たちのセガ」と話題を呼び、プレーする男性が続出。
次から次と、トイレに行く前に、「ちょっと今から出してくるんで」と立つ。
尿量が表示された画面の証拠撮影をしてくる者、連れだってお互いの量を確認する者、量が少なければ負けた、悔しいと嘆く、そして自分の量が誰にもかなわないと分かると、まったく知らないトイレで居合わせた他の席の客を連れてくる。
三沢さんとトイレで会い「この人凄い!」と連れてこられた右側に立つ男、
ものすごい、どや顔で「自分10月に来たとき、一リットル出たんすよっ」
と。
誰やねん!
一人とツッコミを入れること無く、「やべー負けた!」とだた負けたと張り合っている。
仕舞いには、美香さんも行って来なよ!、女のたっしょんってすげー、誰よりもすげー大量で俺ら全員負けちゃうんでしょ!
私はそのとき、冷ややかに彼らの顔を見ながら、
「おまえの母ちゃんデーベーソ」やーい、やーい、これでトドメだ、もう言い返せないだろうとばかりに言い放った、小学生のくそ坊主たちの顔を思い出していた。
同じ日にバッシーが、東京カレンダーで連載されていた、東京女子図鑑を教えてくれた。
教えてくれた理由は、
「いますげー流行っていて、美香ねぇならもっと上手く書けるんじゃないかなーって思って見てたんすよ」
「へーそうなんだ、教えて、教えて、帰ったら読んでみるわ」といって私はバッシーからURLを教えてもらったのだ。
帰宅して早速Vol.1から順に読んでみた。
モデルとなっている女性の年齢とほぼ同じで、書いている内容はほぼ理解ができた。確かに、確かに、それはめちゃめちゃ面白く、そしてめちゃめちゃ痛い40代独身女の話だった。
バッシーは言っていた、
「美香ねぇなら、もっと上手く書けるんじゃないかなーって、思って見てたんすよ」
と、そう、バッシーは間接的に「おまえの母ちゃんデベソ」と言っているのだ。
しかし今日の私は、この無意味なトドメの言葉に反撃できる材料を持っている。
やーい、やーい、おまえなんか370mlじゃないか~!
あとがき☆☆☆
公共の場を使って、生産性の無い話をしてしまいましたが、この尿量がどれだけ破壊力のある言葉なのかは理解できません。
以下のサイトには開発の経緯などが紹介されているけれど、このニュース自体がもうなんだか面白いので、是非。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1111/18/news042.html
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