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トラになるのを止めた日

トライアスロンの「トラ」でもないし。寅年の「トラ」でもない。酔っ払いを称するあの虎だ。

今でこそ私も外では、飲まない若しくは、酔わないで帰ってくるようになったが、そんなに遠くない昔、時々虎になっていた。

酔って電車に乗り爆睡してしまい、山手線を周回しているうちに終電がなくなり、タクシーなってしまったこともあるし。

飲み出すと楽しくなってしまって、はしごしちゃったりその記憶すらなかったり。

ついつい気が大きくなるから、素面だったらあり得ない言動や行動をしてしまう。

お酒をそこそこ飲む人なら、この手の失敗は一度や二度は経験あると思う。

今や私はお酒をほとんど飲まない人という認識をされていると思うけど、その昔飲めばだいたいひどい酔っ払いだった。

そんな私が飲まなくなった理由は、表向きには、

「飲むと疲れて翌日の仕事のパフォーマンスが下がるから」

「飲む時間もないくらい仕事や勉強で忙しいから」

というような感じなのだけど、そんな理由は昔からあったわけで、酔っ払いを止めようと心から思った出来事がちょうど重なったからだ。

決め手となったのは、とあるお酒が飲めるお店で、五十前後の女性の大虎を見た日を境にキッパリと止めた。

女性3人のグループが、カウンターに座って飲んでいたが、明らかに酔っ払っている風で、大きな声で話ていた。

格好はキャリアウーマンチックで、ブランドバッグを持ちアクセラリーもセンスが良かった。

しかし明らかに店にも他の御客さんにも迷惑をかけている。よくよくみると、3人が酔っ払いなのではなく、1人の女性が酔っ払ってひどく攻撃的になっているようだった。

その酔い方を見られたことで、自分の将来と重なり恐ろしくなって、キッパリ止められた(お酒はほどほどになった)

大虎は男女ともに格好が悪い。それでも若いときはなんとなく許される。心配をしてくれる人たちも居るだろうし。

私も四十代なので言えるけど、妙齢とは言えない年齢で虎になっちゃうとめちゃくちゃかっこ悪い(M沢さん程度は害のない笑える酔っ払いなのでOK)

 

ちなみに先日お酒の席でも一滴も飲まない男性に質問してみた。

「そこまで徹底して、飲まないと男女の間違い起きづらいよね?」

と、すると予想通りの答えが帰って来た。

「相手も酔っ払いになりにくいので、間違いは起きづらい」らしい。

でも元々下戸の人は、酔って饒舌になったり気持が大きくなるのを知らないから、自分が酔った酔わないというのは体勢に影響ないだろう。

たぶんいつでも冷静に女性の反応を見ながら口説いているはずだ。

トラになるのを止めた日

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