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新しい環境は、新しいジャンルの友人たちを作れる場かも?

 

週末三日間は、造形大文芸コースのスクーリングだった。

文学短編小説漬けで、色々なジャンルを読んだけれど、実はこんなに小説を読んでいるのははじめてなのだ。

これまでビジネス、自己啓発、指南書系の書籍はかなりの冊数を読んで来た

不思議なものでこういった類いの書籍は、読めば読むほど、速読を学んだわけではないのに、どんどん早くなる。

多くを読むことで、知っている話が出てくる頻度も上がってくるし、言葉に探りを入れる必要が無く、そのままを飲み込んで行けば良いので、ひたすら文字を追って、今の自分に必要だと思う知識のみ頭の中に放り込んでいけば良いのだから。

しかし小説については、簡単なものであれば、数時間で読み切れるのでしょうが、それでも私がこれまで読んできた類いのものよりは遙かに時間が掛かる。

そもそも速読してやっつけるといったような読み物ではないのだから、時間が掛かるだとか、今日中に読み終えたいなどといった、考え自体が文学好きな人から言わせると、間違っていると言われてしまいそうだ。

いま私が通っている造形大(通信、時々スクーリング)に来ている生徒は、当たり前かも知れないが、文学好きの人たちが集まっている。

この3日間のスクーリングで、彼らの話を聞く限りでも、相当な数を読んできていると思われた。

グループワークなどがあると、彼らとの差は歴然で、私は自分が何も知らないことに恥ずかしく感じた。

作者の名前やタイトル、内容の情景描写やその本が持っている性質にどんな感情を抱いているか、何を考えさせられたのかなどの会話が普通に交わされている。

一方、私と来ればまったくその会話に入ることが出来ない。

そういった時間を過ごすと、このままではいけない、数を読んで行かなければと思うのだった。

それだけでも、やはり大学に入学した私の選択は間違ってなかったと思う。もしこれが一人であれば、なんの刺激も感じず、自分の現在地(能力、知識)も分からないままだったのだから。

さて、今回は、お盆だったせいか参加した生徒数もすくなく、20人強しか居なかったのだが、関西方面から来ている人も何人か居たし、いつも会うメンバーもいて楽しく過ごせた。

私は毎回、授業開始の30分~50分前に到着しているので、だいたい10番目以内に到着するため、いつも決まった席を確保できる。

別にどうしてもそこに座りたい訳ではないのだが、空いているのでなんとなくそこを選んでしまう。同じ席に座っていることで、おそらく先生には早く名前を覚えていただいていると思う。

そして不思議なもので他の人たちも座る場所はたいてい同じになるために、話をするメンバーもだいたい同じになってくる、馴れてくると色々な話も教えてくれるようになるが、やっぱり向上心の高い人が多いと感心してしまう。

いつもお会いする方だが、70才にもなるのに、小説を書き続けて、賞に応募する。週に3日~5日プールに行っている、文学以外にも写真が趣味だとか。そういった人はやはり若い。どう見たって70才には見えないし、しかもFacebookもやっている。

もう一人も毎回会うが、エリートサラリーマンで、すでにビジネス書籍の出版もされている。そしてその方も一年に一ずつ新しいことを始めるらしく、10年前に始めた射撃が国体にも出られる腕前だそうだ。

昨日はじめてあった方で、この人も強者だった。

大学5回目。笑

しかも博士二つに、MBA二つも習得しているお医者さんだった。しかも博士の一つが法学なのだ。

世の中には凄い人がいるもので、どうしてそんなに新しいことをやり続けられるのだろうかと尊敬してしまう。そういった人とお目にかかれただけでも、刺激を受けられて、私も頑張らなくてはと思う。

それと、新たに出会ったメンバーに関心がもう一つあって、物の見方が普通じゃ無い人が多いのだ。普通の人たちと違った視点を持っていて、そ芸術家的な視点を持っていると言えるかも知れないし、それを人前で話すことも普通なのである。

普通に会社や仕事の中で出会ってしまうと、不思議ちゃん過ぎて受け入れられないかも知れないのだが、芸術系大学で会っているので、すんなりと受け入れられて、むしろ尊敬してしまう。

だから新しい人たちと出会うときも、その環境って重要なんだと思った三日間だった。

あとがき☆☆☆

諸処の事情で昨日の投稿が出来なかった。あー11時間遅れてしまったが、今日はもう一本夜までに投稿するので、大目に見て連続更新中ということにしておきたい。

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