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メモをとる方法。パソコン入力が良いか?手書きが良いか?

近年、セミナーに行くとパソコンでメモを取りながら、受講している人がとても多い。

IT関連セミナーであれば、パソコンメモの人の方が断然多くなる。

実際にちょっと前に参加したWEB制作関連セミナーでは、8割がパソコンメモで、気がつくと四方をパソコンに囲まれていた。

さすがに四方となると、タイピング音がうるさかった(私は手書きノートだった)

これはもう時代の流れとしか言いようがない。

 

パソコンでメモを取るメリットは、

  • 手書きよりも早い
  • 手書きでは書けない漢字もサクッと入力、悩まない
  • あとで皆に共有しやすい
  • そのまま何かに流用するときに、入力の手間が省ける
  • 分からないことはすぐに検索可能

なんだか文明の利器は素晴らしい。

ではデメリットはなんだろうか?

  • 周りにタイピング音で迷惑をかける場合がある
  • 画面に集中してしまうときがある
  • 他者と視線を会わせる機会の減少
  • グループや講師との前に隔たりを作る
  • 記憶に残りにくい

パソコンメモ派は、たぶん「いやいや、そんな事ないでしょう?」と言いたくなるかも。

でも、話を聞きながらパソコン画面に集中している光景は、私たちには、昔からなじみ深い光景だ。

そう、どこかで見たことがある。

それは、テレビドラマの団らんシーンで、夫が新聞を見ながら、妻の話に適当な相づちをする。

そんな夫の態度を見て、妻が「もう!ちゃんと聞いてよ!」と不満を爆発させるのと同じ構図だ。

 

また、人の話を聞くときに、腕組みをしている人は、心理的に防衛反応の現れだという見方をする人もいる。

だから、人の話を聞くときは、腕を組まない。できれば手のひらを上にしておくのが、話が入って来やすいし、対話になりやすいと言うのは、もはや常識だ。

ところが、パソコンメモは、相手との間に壁を作り、視線はパソコン画面になってしまう。

まぁ、一方通行で講師の話を聞いているだけなら、講師が話しにくいぐらいかもしれない。

しかしグループに分けられていて、対面している人が居た場合は、若干印象が悪い(私はそう感じている)

仕事の打ち合わせでも、パソコンで入力している人もいる。

実際、私も先日はじめて、打ち合わせ時にパソコンでメモ入力してみた。

もう便利、便利、お客さんと話をしなくていいし、対話になってないから、お客さんが沈黙に耐えられず、ドンドン話してくれた。

そして、なんて言ったって話す速度に入力がついていけるし、その後、家に帰ってきてからの仕事が早い。

もう、私もすべてパソコンメモにしようと思ったほど便利だった。

しかし、問題があった。

ビックリするほど、記憶に残っていなかったからだ。

打ち合わせを手書きでメモした場合は、ノートを見なくても、答えられるようなことが、パソコンメモは驚くほど、記憶から消えていた。

確かに普段、自分で入力したブログの内容でさえも翌日には、ほとんど覚えていない。

読んでくれた人たちがコメントをくれて「そんなことを書いていたっけ?」と自分で読み返さないと、返信出来ないことばかり。

明らかにパソコンメモと手書きメモでは、記憶力に差がある。

 

ちなみに、ブログを毎日継続するようになってから、セミナーなどの学習効果が高くなった。

なぜかと言うと、書いてきたメモを、ブログネタにしようと試みるからだ。

その工程は、メモを見返す→自分の頭のなかで整理する→自分の体験と絡めて、アウトプットする。

さらにブログを書き上げて、読み返すので、最低3回は反復していることになる(それでもほとんど忘れるが)

でも、セミナーなどのメモを見返す人は、たったの8%らしい。

8%ってめっちゃ少ない。

私もたぶんブログをやっていなかったら、書いたメモは一生見ないものばかりだったと思う。

 

メモをとる方法。パソコン入力が良いか?手書きが良いか?

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