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プライシングについて
- CATEGORY お仕事系
- UPDATE : 2017.12.03
- LAST UPDATE : 2017.12.03
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モノやコトを販売するときに、悩むひとつが価格設定だと思う。
私自身も価格については、悩んだり疑問に思ったりすることが多々ある。
例えば市場価格の平均であったとしても、お客さんによっては高いと感じる場合もあるし、逆に安いと感じてもらえる場合もある。
価格戦略を間違えると、商売自体が存続の危機に陥る。
価格は、競合の有無によっても左右される。
顧客心理的には、安いばかりが良いわけではない。
一時的にお得な価格設定をした場合に、通常価格に戻ったときの心理的イメージがダメージに。
一瞬考えても、これだけ質の違う問題があるので、価格設定に悩むひとが多いのも理解出来る。
ちょうどお歳暮などで、こういったシーズンモノの価格設定も、やっぱり迷うだろうなぁ、思ったのでちょっと考えてみた。
まず価格を決めるときに、一般的には、売る側としては、コストからのアプローチから考える場合が多いのではないだろうか?
その場合は、製造原価(材料費、人件費、固定費)などに15%とか20%とか一定の利益分を乗せる。
(一個あたり例)
材料費=150円
人件費=200円
固定費=150円
製造原価に対する利益20%乗せ=100円
で600円の商品ができあがる。
店頭には一個あたり600円の商品価格が提示してある。
買う側としては、その商品の原価もわからないわけだし、価値があると感じれば購入する。
でも、例えばお中元などのセット販売になった場合は、どうなるだろうか?
通常お中元やお歳暮などは、2,000円、3,000円、5,000円など、あらかじめセット商品があって、選びやすくなっている。
(選びやすくする価格設定などもあるけれど、今回は書かない)
例えば3,000円のセット商品にする場合、コストからのアプローチにすると、
600円×5つ=3,000円
と、単純に考えるとこれでいいことになる。
でもよく考えてみると、お歳暮やお中元の場合は、通常の製造原価だけでなく、包装紙や箱代がかかる。
これを販売価格に上乗せするか、含めるべきか?
含めてしまえば、利益率減る。
上乗せすれば、すでにお客さんは一個あたり600円と知っているので、3,000円以上になるとおそらく高く感じる。
配送料なども800円くらい、余分に発生しているわけだし、よっぽど購入する側が、そのモノに特別感を持っていなければ、選んでもらえない。
販売する側は、お歳暮やお中元マーケットはそれなりに期待できるし、たくさん売れれば、結果的に製造コストも下がってくるので、利益率を維持できるという考え方もできる。
でも、あまり売れなかった場合を考えると、そのために作った、包装紙や箱代の分が赤字になってしまったりもする。
あと、いまはネットでいくらでも価格検索できてしまうので、これもなぁ。。まぁ、もうこれは今の時代しょうがないのか。。
色々考えると、例えば、お中元お歳暮セットなどは、普段販売していない商品を一つぐらい追加した、特別パッケージにできたら、まだいいのかも?シーズン到来のタイミングで新商品発売をする。そして、シーズンがすぎたら、レギュラー商品に加えましたというような、感じはどうだろうか?若しくは増量パックなどもいいかも?
プライシング、奥が深いな。。プライシングを専門とするコンサルタントがいるのも分かる。
たぶん私がここに書いたくらいの薄っぺらいものは、本当に初歩的なこと。
ちょっと勉強してみたくなったので、早速本を購入。
今後の仕事にもきっと役立つはずだ。
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