人としてどうなのか？

いつからかは分からないが、ことある毎に人としてどうなのか？って考えるようになっていた。

道徳心みたいなのは、お婆ちゃん子だった私は、よく聞かされた。

生き物を殺してはいけない、花を大切に、モノは大事に粗末にしてはいけない。

お地蔵さんお月様をみたら、手を合わせる。

人助けをする。ウソはつかない。

人として当たり前なことは何か？とお釈迦様視点で教えて貰っていたのかも？

子どものころはそれがどういった意味なのか？良いか悪いかの判断もないまま、お婆ちゃんがいうのだから当たり前だと思っていた。

でも大人になるにつれて、生き物をいじめる人や花を愛でない人や、ウソをついたり平気で人をおとしめようとする人たちに出会った。

そういった事に出会うと、いつも悲しくなったし許せない気持ちになった。

人としてどうなのか？と責める気持ちで一杯になった。

でも何度も経験をしているうちに、その責める気持ちも持たない方がいいのだと、様々な出来事から教えて貰った。

人は生きていく過程で、様々な心癖を身につけていく。

心の癖になるまえに、気がついて、正していけたらいいなと思う。

それが人としてどうなのか？という自分への問いなのかも？