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小説は語り手がどんな世界観を持っているのかが重要。

今日は京都造形芸術大学の授業で外苑まで行ってきた。

家を出たときは、横浜はそんなに雨も降っていなかったけど、青山一丁目についたらエライ雨で、地下鉄の階段付近は排水が追いつかず、水たまりになっていた。

地上に出ると、もの凄い土砂降りで、その中を十分強歩いて行く勇気はなかった。

幸い、余裕を持って自宅を出ていたので、20分ほど雨宿りをして、少し雨脚が通りすぎるのを待っていた。

この日は、現代小説の最前線という授業で、文芸評論家として活動している先生が担当する授業だった。

普段小説家を目指している割には、実は今も昔も小説はほとんど読んでいない。もっぱらビジネス、自己啓発、健康系ばかり。だからこういった授業で強制的に読む必要がある場合は、ありがたいと思うようになった。

今回は授業のなかで、最近注目の小説家の短編が取り上げられていたので、刺激を受けたのもあり、二冊Amazonで小説を買ってしまった。

さて、今日の勉強になったこと二点。(自分なりの解釈)

語り手の世界観。いま私も二本小説を書き進めているけれど、語り手がどんな世界観を持って、語るのかとちょっと手が止まってしまう時があった。

理屈っぽいことを書くようだけれど、小説の「書き手」は渡邉美香(私)であって、「語り手」は私では無いわけだ。

それで分かりやすい事例を挙げて貰った。

・・・・・・最近になって村の上空を通過し始めた(敵)の飛行機も僕らには珍しい鳥の一種にすぎないのだった。(大江健三郎「飼育」)

書き手は大江健三郎だけど、語り手は子供なので、戦争の飛行機が鳥のように見えている。これは、子供ならではの視点で、語り手の世界観だからだ。

あともう一点、書きすぎてはいけない。

これまでも、頭では書きすぎてしまうと、読者の自由に想像する余地を奪ってしまうからダメなんだと分かっていたが、今日はそれがきちんと理解できた。

例えば私の小説の中には、現代の恋愛事情が出てくる。

恋愛における男女は、お互いに相手を想像している。いま彼女は自分のことをどう思っているだろうか。彼女の好きなことはどんなことだろうか。喜んでくれるだろうか。

書き手としては、その想像している内容を事細かに明かし書いて説明したくなる。

しかし、先にも書いたように恋愛は、男女がお互いに心の内を想像しあっているから、恋心も求める気持ちも強くなったりするわけで、書きすぎないことは本当に大事。

☆プロに近づくための毎日撮影

小説は語り手がどんな世界観を持っているのかが重要。

☆小説の仕事1,000字

A小説目標12万字=累計57776 /誤差-20224字/今日の達成字数461

☆理想のスタイルに近づくための腹筋、スクワット50、ラン、スイム、バイクいずれか。

腹筋50/スクワットと30

☆今日のありがとう

一緒に20分雨宿りした見知らぬ女性へ。ペラペラお喋り楽しかったです。ありがとうございます!

今日の授業も勉強になりました。ありがとうございます!

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