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会葬礼状について父からのメールが来たので、考えてみたこと少し。
- CATEGORY そこはかとない話
- UPDATE : 2015.11.05
- LAST UPDATE : 2015.11.05
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自分が死んだときには、会葬礼状を書いてもらおうか、なんて父からメールが来た。
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美香殿
昨日、〇〇の父君のお通夜に行ってきました。
喪主がその〇〇で彼の父親は〇〇歳(ほぼ我々と同じ歳)で亡くなったのですがその会葬御礼の文、興味深く読みました。
形式ばらなく、素朴で喪主の人柄が出ているように思えます。文章を勉強中の美香はどう感じますか?
まだ早いけど私の時は美香にでも書いてもらおうか…。
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と書いてあり、その会葬礼状がPDFになって添付されてあった。
「まだ早い!長生きしてよ」。と返したけれど、会葬礼状はエッセイになっていて確かに、確かに、その方を知らない私でさえも故人の人柄や父子関係が感じ取れるよい文となっていた。
会葬礼状は葬儀に来て下さった方々への感謝の気持ちを表した礼状である。
しかし具体的に何が書いてあったかと記憶に残ることは少ないだろう。
例えばこんな文章が多い
拝啓 亡祖母 ○○○○儀 葬儀に際しましては
ご多忙中のところわざわざご会葬を賜り
ご芳情のほど誠に有り難く厚くお礼申し上げます
早速拝趨の上お礼申し上げるべきところ
略儀ながら書中を持ちましてお礼申し上げます
敬具
会葬礼状主に葬儀屋さんで手配してくれるものだけど、決まり切った内容となっていて、さてじっくり読み返そうかという文にはなっていないし、そういったモノの位置づけだと思っていた。
しかし誰も読んでくれない礼状よりも、思い出や想いが伝わるオリジナル礼状のほうが、本来の役目を果たしている。
オリジナルにしたいとは思うけれど、ただ当事者にあっては忙しいし、短い時間で文章を作成するとなるとハードルが上がる、普段から書き慣れているのであれば、600字程度であれば、数十分で書けるかも知れないが、多くの人は、いったいどんなことを書けばいいのだろうかと少なからず悩むだろう。
ところが検索をしてみると、こんなサービスがあったので引用しておく。
プロのライターがインタビューをしてくれて、オリジナル文章を作成してくれるらしい。
株式会社マコセエージェンシー
http://www.macose.jp/funeral/original.html
【以下引用】
「文章を作成するだけではない、新たな感動サービスをめざして」
オリジナル会葬礼状の作成はご遺族さまからお話を伺う事から始まります。 私たちはご遺族様のお気持ちに寄り添い、ご負担をおかけしないよう配慮しながら故人様との思い出に耳を傾けています
―中略―
私たちはオリジナル会葬礼状の作成をを行う事でご遺族の悲しみを和らげるグリーフサポートの一環と心得ています。
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体験デモ取材なんてものやっていて、近年では自分の葬儀をどのようにしようかとすべて生きているうちにすべて決めておく方もいるようなので、喪主からの会葬礼状ではなく、ご本人が生きているうちに皆に想いを書いておくなんて需要も、あるのかも知れない。
テンプレートは本当に便利だと思う一方味気なさもあり、結婚式で数々の電報が読まれていても、オリジナルの文章はほとんど無い。
お祝い文章ぐらい考えればいいのだけれど、忌み言葉などのマナーを考え出すと、なんとなくハードルが上がってしまう。
そんなときに文章のテンプレート集はとっても助かる、手紙などのテンプレート集で相変わらずトップに出てくるのが「直子の代筆」私も何度となく利用させていただいた。
今日改めてサイトをみると、その量ハンパない、かなり昔からあったと思うけれど何年分なのだろう。「直子の代筆」なんてタイトルだから個人がやっているサイトかと思ったら、企業ページだったのでまたビックリ。
あとがき☆☆☆
家族には、「ブログみちゃダメだよ」。と言っている私ですが、そんなことは全く無視をされていて、日常会話の中に私のブログネタが普通に出てきているし、思わず「読んでるやん」とツッコミを入れてしまいたくなるのだけれど、遂には「今日のブログまだアップしてないよね?」とかいきなり電話が掛かってきたりするので、安否確認用にもなっているようだ。
ずーっと安否確認される側でありたいと、精神的にはパラサイトシングルである。
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