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ビジョンの考え方

私が起業してから早いもので八年にもなっていた。

これまで誰も雇わないで一人でやってきたから、存続できたのだろうなぁと思う。

実は起業時は自分のやりたいことがなくて、自分のできる仕事で起業をした。

そのころから、いずれは自分のやりたいことに業種転換をしたいと思いつつ、未だノーアイデアで起業時とおなじようなことをやり続けている。

同じ事といっても、世の中の利益構造が変化したことにより、それにあわせて少しずつ転換はしているし、その中で私が力を入れる部分も変化をしている。

でも、大きくは変化していない。

起業時は三年以内に、自分のやりたいことを見つけて、転換しようと思っていた。

以前から自分に夢さえあれば、そこに向かっていく自信はあった。

でもその夢や本当にやりたいことが見つからないから、私は飛躍できないのだと思っていた(いる)

そのせいか、自分の人生や仕事のビジョンを見つけるのが、けっこう趣味化してきてしまった。

ビジョンや目的を作る系セミナーに行ったり本を読んだり、よくよく考えるとそれらは私のライフワークなかに組み込まれている。

言い方変えるといわゆる「自分探し」というものかもしれない。

でも永遠に終わりそうにない自分探しのお陰で、良かったこともある。

例えば、お客さんと自分の関係性のなかで、いちいちビジョンや目的を考えるようになった。

仕事を請け負うときに、単純に提示した予算やプロジェクト内の仕事をこなすというだけでなく、そのお客さんと自分は将来的にどんな関係になりたいかと、一見仕事に関係のないことを考えている。

お客さんがAという仕事を完成させるために、私に外注をするとしても、お客さんがAの仕事を完成させる理由はなんなのか?ってことに興味を持つようになった。

お客さんが副業で始めた仕事を将来的には、本業にしていきたいと聞けば、なにをどう協力していけば、いずれ、若しくは最短で、本業にできるだろうかと考えてしまう。

お客さんが育児と仕事を両立させたいと聞くと、私がどういった動き方をしたら、その人の負担が軽減して、ストレス無くできるだろうかと考えたり。

そういったことが念頭にあると、相手が代理店さんなどであれば、メールの内容まで考えている。

私がある一定まで書けば、宛名を変えれば、その代理店の営業さんは転送出来ちゃうなとか。

だからビジョンって大きなたった一つじゃなくて、いくつも作れるんではないかと。お客さんと自分の関係性のビジョン。

あるセミナーでは、ビジョンを分かりやすくいうと、「飛躍しているけれど、想像できる未来」ということらしい。

お客さんの仕事を頑張ったら、ある分野での二十年続く、強力なビジネスパートナーになったなんて考えるとちょっと楽しい。

 

ビジョンの考え方

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