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生産性を利他主義で捉えなおしてみると、自分の間違いに気付く。

いやーすごいな。

京セラフィロソフィーやっぱりすごい。採算意識を高めるという章を読んで気がついた。

 

私は、仕事の金額を聞いて、大変そうなわりには、金額が安そうだから、仕事を受けるのを止めようとか、金額が安いわりには、時間や精神的に手間が掛かりすぎるので、今後は断ろうと思うことが時々ある。

そうして、実際に断った仕事も当然ある。

でも、ふと思った。

私自身の能力を高めることで、その金額に見合うようにする方法もあると。

 

例えば、いつもは取材に行くときは、事前にだいたいの質問内容を連絡して、当日は、録音もするがその場で文字も入力してしまう。

もっというと、まとめたい記事の方向性をイメージしながら、質問もしている。

そうすることで、原稿を書き起こすときには、再び録音した音声を聞き返すこともない。

録音は保険という位置づけになる。

 

でも先日依頼を受けた仕事は、インタビュアーも別に居て、その場の文字入力もしないで欲しいという感じだった。

なので、同席しても撮影時間もたっぷりあり、自分主導のインタビューではないため、言葉があまり入ってこなかった。

お陰で、3時間以上を時間をかけて、テープ起こしをした。

その文量がもう大量で、編集していくのにもけっこうな時間がかかり、改めて私はこれまでの自分のやり方が、ベストな方法だったことを知った。

これだけ手間が掛かると、ある程度金額をもらわないと、やってられないなという気分になってくる。

そして、金額もまだ聞いていない。

なんだか安そうな気がしてくる。

 

ただ今日は、京セラフィロソフィーを読んでいて、考えを改めようと思った。

仕事は常に自分のペースややり方でできるわけでは無い。

当たり前だが、お客さんあっての仕事だ。

 

本当にちょっと仕事ができていると思うようになると、つい偉そうに、自分のやっている仕事を高く見積もってしまう。

会社を経営している以上、いかに多くの利益を出すかという気持ちは、大切なことだが、それ以上にやり方を変えたり新しい方法にトライしたりしても、生産性を上げていく方法を学ばないといけないなと。

 

利他主義は、大いなる愛なんだと。

自分の効率ではなく、相手のことを考えた、インタビュー環境を作るなら、当然目の前でカチャカチャ入力なんてしていない方がいいとは思う。

 

自分の原価意識を高めるのはいいが、先ずは相手のことを考える。

その上で、再び自分の時間あたりの価値を上げるために、生産性を上げていかないといけないと思う。

勉強になった。

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