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内容よりもテンション

楽しいか楽しくないかと人が判断する基準って、たぶん話の内容よりも楽しそうな話し方だったり、楽しそうな空気感だったりするのだろうな。

以前私が昔、司会のアルバイトをしている頃に、親しくない司会のプロたち何人かと世間話をする機会が何度かあった。

女性ばかりで、内容はおもしろいはずだった。でもこれがぜんぜん楽しくならない。むしろなぜか飽きてくる。

声も聞きやすいし、ひとり一人の話が丁寧で、言っている言葉が理解しやすい。

でも、ぜんぜん楽しくない。なぜかと考えたら、キレイ過ぎて内容が理解出来すぎてしまうのだと思う。

一生懸命聞かなくても、疑問も湧かない。その言葉の意味のまま頭に入ってくるし、なんとなくすべて正しいことを言っているようにも聞こえる。

そして、脳が働かなくなるんではないかと・・・

ちなみに人は、相手の話を半分も聞けていないという。

興味のある話でも、相手の話のみに集中して、聞けるのは1分ぐらいらしい。

だとすると興味の無い人の話を、会話のキャッチボール無しで3分以上聞くのは修行に近い。

でもなんとなく、楽しかったと思うときがある。たぶん内容よりも相手のテンションでそう感じる。

普通のことも楽しそうにテンポ良いと、楽しかったという印象が残るし、ゆっくりで分かりやすい話し方をしてくれても、眠気が襲えば、あまり楽しくなかったとなる。

キレイに理論だってて伝える話術を学ぶよりも、何を言っているかよく分からないけれど、テンション高く、テンポ良く楽しそうに話せる話術のほうが役立つかも。

内容よりもテンション

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