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ご縁あって、新聞の色々『ニュースパーク日本新聞博物館』に行って来た。
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- UPDATE : 2017.09.14
- LAST UPDATE : 2017.09.14
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昨日は、横浜みなとみらい線 日本大通り駅の真上にある『ニュースパーク日本新聞博物館』に行って来た。
自宅のすぐ近くなので、スペースの存在は知っていたけれど、何が展示されているのか?どんなことをしているのかとまったく知らなかった。
ところが今年7月までの三ヶ月間学ばせていただいた、慶応の福沢諭吉文明塾の同期だった方が、東京の日本新聞協会に勤められているのを知り、ここ新聞博物館にも興味を持つようになっていた。
そしてその方が、横浜の新聞博物館に週に何度か来てらっしゃると、先月伺って、「これはぜったいに行かねば!」と、ランチのお約束をさせていただき、訪問した。
みなとみらい線日本大通り駅と繋がっている入り口を入ると、新聞を印刷する輪転機がある。
むかし使われていたものだそうで、開館とともに設置され、ビルの三階部分まで達する大きな印刷機は新聞博物館のモニュメントとなっている。
二階の受付に到着して、文明塾で知り合えた、尾高さんに連絡をさせていただく。
事前に私が来ることを、受付の方に知らせていただいているというのが、仕草から受け取れて心遣いがとても嬉しい。
尾高さんと軽く挨拶をして、早速観賞スタート。
館内は常設展と企画展に分かれていて、この日は「激動昭和の時代を駆け抜けた銀幕のスターたち」というテーマで、写真家の早田雄二が撮影した昭和のスター達の写真を見ることができた。
残念ながら企画展部分は撮影不可。
昭和の美しい女優さんたちを見て思ったのが、現代は美容医療などもあるし、夢と才能さえあれば容姿は作れるようになっている。
でもこの頃は、そんなに美容医療が手軽ではなかったと思うので、才能や容姿、運、努力など色々なものが重ならなければ、銀幕のスターにはなれていないわけで、本当に選ばれた人たちだったのだろうなぁと思いを馳せる。
写真を観ながら、色々説明をしてくれた尾高さんが、スターたちとカメラマンである早田さんとの信頼関係を感じる写真だと言われていて、私も写真を撮るけれど、ポートレートは本当にむずかしいので、プロの腕に憧れてしまう。
3階に移動すると常設展になっていて、新聞倫理要綱のお話しから始まる。
権力を批判する新聞が、自らを律するために作られたものだそうだ。
そして、こちらにも輪転機がある。
これがまた、しっかり油も差されていてテラテラしていて、なんとも美しかった。
次の展示では、昔の瓦版や錦絵の新聞、報道機材のカメラやワープロ、なんと!伝書鳩の剥製も展示されている。
伝書鳩などは、一度に二羽放たれていたそうで、鳩の帰巣本能を利用した通信手段が、実際に使われていた時代があったことも思い出してビックリしてしまう。
尾高さんに教えてもらった話の中で、特に時代を感じた話が、こちら。
日本で最初の目薬だそうで、東京日日新聞(現在の毎日新聞)の記者が、製法を伝授されたのを切っ掛けに製造をして販売を開始。
その後広まってかなり儲けたらしい。
当時は、砂埃なども凄かったでしょうし、負の解消をできる商品として重宝したのかも?
昔はまだ世の中に存在していない物だらけだし、人口も増えていくし、たくさんのビジネスチャンスにあふれていたんだろうなぁ。
常設には、現代の情報化社会に合わせた展示もあり、ARとジオラマを合体させた、設備もあり、ちょうど見学に来ていた小学生たちが体験している光景がみられた。
現代スペースのところで、興味を持ったのがこの方。
読売新聞の一面コラムの記者で、名文を書く人と言われている。
他紙が二人体制などをしているところで、竹内 政明さんは毎日執筆されている方だそうだ。
体調が悪いときも、良い発想が出てこない日も普通はあるだろうなと考えれば、毎日原稿を落とさないで書き続けるって本当にすごい。
実はそんな素晴らしい方がいたとは知らなかったので、早速本を購入してみた。
読売新聞朝刊一面コラム – 編集手帳 – 第三十一集 (中公新書ラクレ)
最後、マイ新聞作りまで体験させていただいた。
一面トップに入っている写真が私。これは記念になる。
文面にもきちんと名前が入っていて、
「美香さんは、世界でひとつだけのマイ新聞を手に歓声を上げたなんて書かれている。
ちなみに新聞博物館の違う入り口は、こんなに美しい場所になっていて、とってもフォトジェニック。
他には新聞閲覧室などもあって、130紙各一週間分が読める部屋もあるので、常にたくさんの新聞を読んで情報を更新しなくてはいけないような人にはとても静かなスペースだしオススメだと思う。
年に何回かいけるのであれば、会員(年間3,000円)になると、入場料400円もナシで入れる。
博物館をたっぷり楽しんで、ランチに行ったのだけど、ランチの味も覚えていないほど会話が楽しく、時間があっと言うまででぜんぜん足りないと感じたほどだった。
こうしたときに熟々思うのが、社会人になってから学びの場で出会う人たちは本当に楽しい。
実際通っていた時期は、ちょうど仕事の忙しさとも重なってしまい、飲み会なども一度もいけなかったし、個別にお話しをさせていただく時間もあまり持てなかった。
でも、文明塾の良いところは、プログラム終了後も繋がっていけるところなので、これから時間をかけて信頼関係を築いていけたらいいなと思う。
そして尾高さん、ありがとうございます!
昨日は平日なので、先に一人で博物館見学をしてから、ランチの時間だけご一緒させていただこうと思っていたのだけど、すっかり思いっきり甘えてしまいました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
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