今日歯医者の友人の話しが、すごい深い話だなと思ったので、ちょっと書いておこうかな。

歯医者がコンビニよりも多いというくらい、乱立してしのぎを削っているなかで、歯科技工士もコストカットで業界自体が疲弊しているという。

なので、人件費が安く技術料も安い中国などの海外に依頼をする診療所が増えているらしい。

友人は、歯科技工士の成り手も減り業界も衰退していくことは見えているが、自分の技工代を下げずに適正価格で引き受けてくれるようにお願いして、今まで以上に、歯科技工所が繁盛できるように注文を増やし、多くお金を支払い、業界全体を良くしていきたいと話していた。

私が創業から５年くらい、一番利益を出せていたのが、印刷手配のマージンでした。
色んな印刷会社（印刷会社にも得意不得意がある）と契約して、印刷ブローカーみたいなことも業務でやっていた。

ブローカー的な状態であっても、三方良しの関係を築けていたので続けられていたのだが、何年か前から、印刷業界ではまさに生き残りをかけたにコストカットによる業界疲弊が起きている。

なので私もどうやったら、値切りをしないで、依頼をできるか？というところで試行錯誤してみたが、結果的に三方良しの関係ができなくなったので、これはもう、それぞれの会社が努力をしなければならないという考え方に変えた。

そして私自身も印刷利益に頼らない経営に切り替えた。

方向転換を仕切れていない、印刷会社の営業さんたちに、「代替はないのか？自社の利益を増やす方法は無いのか？」と聞くと、一億もするような印刷機がある限りもう、生産性を上げる、仕入れを安くするという方法しか残っていないという。
でも彼らも経営者ではないので、どこか経営方針のせいにしている風にも感じた。
各社営業担当もドンドン変わり（退職する）もう何人目になっただろうか？

市場自体が縮小していく業界では、自分の考え方をあらためなければ、新しい利益を作って行かなければ、一緒に沈没してしまうという状態になってしまう。

創業時から利益構造を変えないと、会社を潰すと思って、自分でも文章書いたり撮影したりコンサルティングできるようにはした。
本当にギリギリ間に合ったが
でも、これもまったく安心できない。
マーケティングもAIのほうが上手く簡単にやれる時代がすぐに来る。
その中で三方良しで居られるためにはどうするか？本当に日々考えさせられる。
毎日勉強と努力、そしてポジティブな心がめっちゃ大切だと感じる。

ちなみに歯医者の話に戻ると、私は、顎関節症だった時からお世話になって10年同じ歯医者さんに一時間かけて通っている（今は定期検診のみ）その先生の技術がやっぱり素晴らしいのです。
その先生が依頼している、技工士さんの技術も素晴らしいと言われている。
そこにはプライスレスがあります。

私もプライスレスになれるようにがんばります！！