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恋愛小説の書き方 豆知識編

【注】今日のエントリーはこれから恋愛小説を書こうとしている私の、「自分に向けた」覚え書きなんですが、

大学の文芸コースの授業中に先生方が言われていたことを、書き留めていますから、私と同様に恋愛小説を書きたいと思っている方には役立つかもしれません。

で、基本的に文芸の授業って、うまく言葉で表現できないことがたくさんあるんだと思う。

でも限られた時間の中で要点だけ話されたり書かれたりされていて、結局それを自分の小説に取り入れるには、自分がそれを飲み込みやすい解釈や視点が必要なのだと思うので、その辺も合わせて書いています。

恋愛小説の書き方 豆知識編

安定しない恋愛関係に文学は興味を示す。

  • 不幸(呪われた)愛、恋
  • 実らない恋
  • 駆け引きとしての恋と愛

 

文学が関心を持つモノ

文学が関心を持つモノは、恋愛そのものではなく、恋愛によって浮き彫りにされる何かである。恋愛を書くことで、そこに心理や人間関係のさまざまな様相が現れる

  • 嫉妬
  • 興奮
  • 不安
  • 期待
  • きらめき
  • 絶望
  • 罪の意識 etc。

(私の解釈)人の不幸は蜜の味までは言わないけれど、他人のハッピーな恋愛話を読んでも、「はー?だからなに?」と思わずにはいられない。

これが成功本や指南書であっても、「私はこうして思い通りに、素敵なパートナーを手に入れて、幸せな結婚生活をしています」的な本は間違いなく売れていないはず。

性格の悪い私は、見ず知らずの人の幸せ話聞いても、なーんだ自慢話かよって思う。(友人の幸せ話は喜べるけど)

恋する感情の経験は誰しもあって、切ない、苦い、鬱々、焦がれる、嫉妬などの経験は、どんなに幸せな恋愛や結婚しかしていなくても、少なからず経験はあるはずで、こういった思いは消化仕切れずに、ただ時間が解決しただけなので、本来必要な精神的な解決はなされていないことも多いはず。

ひいては、人はこれらの思いにフラッシュバックすることがあり、永遠のテーマ、普遍のテーマとなっていると解釈している。

 

恋愛と小説、時間の関係

恋愛の時間と小説の時間が合っているから、小説に向いている。

起承転結

起=文書の書き起こし
承=主題を展開
転=視点を変えて
結=全体をまとめる

恋愛の流れ

起=出会い
承=熱い恋
転=冷める
結=近年の小説の技法は、まとめない、バットエンドも、ハッピーエンドでもない終わり方が主流。良い悪いという感覚は人によって違うからどちらとも取れる終わり方が好まれるようになってきた。

本当に現代小説を読むと、話がいきなり終了してしまって、えーどっちになったのだろう?と思うことばかりでなのだけど、これがそもそも技術で、いきなり突然終了することで、余韻を残す効果がある。

確かに読み終わった数日間も、いきなり終わった小説の、結末を考えている私がいるので、効果はあると確信している。

 

ポイント色々

マジックリアリズム

現実と幻想(魔術)の世界を混合し表現することによって、神秘性にリアリティーがリアリティーに神秘性が付加される

異化

日常見慣れたものを非日常な形で提示すること→芸術の目的はコト、モノを知識としてではなく感触として伝えることにある。

 

マゾヒズム

  • マゾヒズムの人と別れようとしても、逆にその冷たさが良くて別れられない。(谷崎潤一郎)
  • 自分の愛が拒否されるほど盛り上がっていく。
  • 登場人物の立場を逆転させる→読み物としてのマゾヒズム

 

小説の中で登場人物を移動させるには、理由が必要。旅行をするという位置づけがあると、読者が違和感なしに読める

感情

  • 深刻なことを、深刻に書かない、淡々と書く
  • 恋をしているとその対象の人は遠く感じるようになる

 

最後にちょっとだけ自分の思いを書いておくと、「恋をしているとその対象の人は遠く感じるようになる」は授業中に先生が言われたことではなく、私が感じたこと。

彼のことが好きなのか、それは恋なのか?って考えることはないだろうか。

例えば私だと、異性を好きになることってたくさんあるけれど、それが恋か単なる好きかって考えるときの一つの基準になっている。

恋をしているときは、どんなに近くに居ても遠く感じるし、考えている事が分からないし、知りたいと思うし、元々遠い存在であれば、さらに遠く手の届かない人のように感じる。

なんだか鬱々たる気持ちで一杯になる。

好きか恋かの判断は心の距離感で測れると思う。意中の人が遠い存在のように感じたら、それは恋と言って間違いないだろう。

 

あとがき☆☆☆

11/2までにレポートと11/10までに小説を大学に発送しなくてはならないくて、小説の方は4,000字~8,000字の草稿若しくは原稿の一部という課題になっている。そんなわけで結構忙しいのですが、トライアスロン(ロタ島)があるからトレーニングもしなくちゃいけないし、トレーニングをすると疲れて眠くなっちゃうし、でーも、ロタ島に行く前までに全部提出をしちゃいたいと思っていて、ここ何日かは、夜中にウトウトと思いついては起きて、書きだしたりと、どうもおかしな眠りになっている。でもちょっとずつは進んでいるし、なんとか間に合わせたいな-。

と言いながら移動販売で売られていた自然栽培野菜を買ってしまったので、ドンドン作らねば。全部で2,000円。大根の大きさから比較してもらうと、サツマイモやショウガがいかに大きいか分かってもらえるかなー。レモンなんか12個も買ってしまった。

恋愛小説の書き方 豆知識編

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