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世の中の適正価格

たまに適正価格は、自分がもらいたい価格で、その価格でも依頼をしてくれる人を探せば良いという人がいる。

確かにそれを適正価格なのかもしれない。

自分の仕事が望まれる位置っていうのも確かにある。

私であれば、個人の人や超零細企業にとっては、高い人になってしまう。

でも、そこそこ広告予算のある企業からすると、破格で至れり尽くせりな人になる。

ただ、世の中の適正価格というのもある。

昔私の職種は、営業と案件毎のスケジュールの調整と人集めが主な仕事だったので、カメラやライティングの外注費は、基本的には、言われたままを尊重してきた。(予算が無いときは交渉もしましたが)

でも、色々理不尽も経験していく中で疑問をもち、少しずつ自分でもできる仕事を増やしてきた。

だってたった一日の商業写真屋外撮影が15万、買い取りするならプラス10万とか意味がわからない。

今見てみても、その価格の写真だったかというと、かなり微妙だ。

そんなわけで、お客さんの目線に経つと、自分でできることを増やしたくなった。

勉強していく過程では、自分の成長が感じられるのが楽しくてしょうがなかったし、やってみると、どのくらいの手間が掛かるかが分かるようになったので、金額の交渉がしやすくなった。

その結果、今の業界の仕事ならば、ほとんどの作業時間や手間がわかるようになっている。

先日、昔よく仕事を依頼した方に、ある仕事の見積依頼をしたら、信じられないくらい高い金額の見積が出てきて、ビックリした。

でも振り返ってみると、以前はそのくらいの金額で依頼していたので、昔のまんまの価格なのだろうと思ったわけだ。

自分でできる仕事が増えたことで、適正価格の判断基準がつくようになったのはとても良かったと思う。

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