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甑島へ(こしきじま)VOL,3ーオススメひとり旅の離島
- CATEGORY スポーツと旅
- UPDATE : 2017.07.26
- LAST UPDATE : 2017.07.26
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19時50分に、申込をした星空ツアーの方が、ホテルにお迎えに来てくれた。
【鹿児島県 甑島(こしきしま)・ナイトツアー】満天の星空の下で感動体験
この日の参加者は、私と二名の紳士の計三名の予定。
本当は6名の家族が申込をされていたらしいが、当日キャンセルになってしまったことで、私はドタ参ができるようになったという、ラッキーなことに。
二人の紳士は、住宅街の民宿に泊まっていて、朝一発のフェリーで来たそうだ。
甑島はホテルより民宿のほうが数は多いし、何名かで宿泊するならば、民宿も楽しそうな雰囲気だった。
「どこから来たの?」
なんて、紳士たちと色々話をしながら、10分ほど車で移動しただろうか?
星が見え始める時間まで、まずは、甑島に辿り着く漂流物をみせてもらいに、こちらの素敵なスペースで、漂流物の話を聞く。
もちろんツアーに含まれている。
これがもの凄くおもしろくて、メモまで取って聞き入ってしまった。
ちなみにツアーを主催している、青いTシャツの方は,元々東京でスタジオカメラマンをやっていたそうだ。なので、広告用の写真はすべて時前だとか。どの写真をみてもさすがの腕前で、とても美しかった。
30分ほど漂流物の話を聴き、虫除けスプレーを衣服につけて、外に出ると、空は星が見えるほどの完璧な暗闇になっていた。
道路には街灯も少ないので、すでに都心では信じられないほど暗くて、よく見えない。
でも島に住んで居る人たちは、暗闇が慣れているので、見えているらしい。
実際自転車でライトもつけずに走っている人と二人ほどすれ違ったが、余裕で見えているそうだ。
山の展望台に到着すると、ほぼ寝る体制になれる椅子をセッティングしてくれて、ハーブティーを提供してくれた。
一通り、北斗七星などの星座を教えてもらうと、しばし電気をすべて消して、星空観賞の時間となる。
満天の星空って、こんな空のことを言うのだろう。
さまざまな思いが浮かんできて、人間って銀河系レベルで考えると、本当に小さいなぁと思う。
自然に体の力が抜けてくるし、隣りにいる紳士たちも、深呼吸をしている。
この日は、なんと新月の夜で、空は星明かりしかないので、月明かりがあったら見えなかったかもしれない、天の川まで、はっきりと見えた。
人生初の一人旅で、同じく、人生初の天の川をみた。
虫の声と風の音。
隣りの紳士の呼吸が、「スーハー」若干ウルサいが、めちゃくちゃ感動した。
今日ここにいられる私が、とてもラッキーだと思えた。
生きていれば色々あるし、自分以外の人たちとかかわれば、上手く行かないことだって偶にはあるし、人間だから、ストレス反応は当然あるし。
そして起きてしまうストレス反応を減らそうとするよりも、それをどう受け取るか?
自分のなかできちんと消化できるか?
といったほうが、何十倍も大事だったりするわけで、忙し過ぎると、その消化の時間がとれなかったり、ポジティブに捉え直す時間がもてなかったり、解消できるような人と会えなかったり。
自分がどういった生き方をしていくのか?
どういった人たちと過ごしたいのか?
宇宙レベルで考えると、小さいけれど、とても大事なことだよなぁ、なんて考えていたら、すーっと涙が出てきた。
なんかこの島に一人で来てみて良かったなぁ、なんて。。。
オマケ↓
星空を見に行く、ナイトツアーのオマケが、これもめちゃくちゃおもしろくて、Blogに記録しておくことに。
甑島は、切り立った断崖や巨岩に圧倒される(明日のBlogで写真載せます)
以下のように、穴が空いた貝殻をよく海岸で見かけませんでしたか?
これらの穴は、ある貝に穴を開けられて、内蔵など美味しいところを「チューッ」と吸われて殺されてしまった形跡なのです。
さて、問題です。
その犯人はどの貝でしょう?
なんて、犯人捜しから始まるトークでワクワクした。
その犯人はこちら。
するとお二人の紳士が、
「だいたい、こう派手でキレイに見えるのが一番怪しいんだよねぇ」
「そうそう、女性と一緒」
なんて言う。
犯人はこれ↑
こちらはヤシ。いろんなところから漂着しているので、さまざまな種類がある。
これは、海綿。
化粧品のスポンジなどでも使われているので、女性はよく知っているかも。
これが凄い!なんとマシンガンの弾
こんなものが流れ着いている。
ちなみにボックスで流れ着いたりすることもあるそうだ。
海団扇(うみウチワ)
フジツボ。
フジツボの話がおもしろくて、フジツボは、栄養を蓄えるために、なにかに取り付くそうだ。
ミジンコみたいに栄養を蓄えて、旅に出て、また何かに取り付く。
左は、養分のあるものに取り付くと、立派に育ち、右のように靴など、取り付くものに失敗すると、成長できない。
船の裏にも取り付くので、取る作業が大変なので、近年は取り付かれると塗料ごと落下するような技術の塗料があるそうだ。
左から、タコのまくら、カシパン、ウニ、ヒトデ。これらの共通項は、数字の5。すべて放射状に5つ伸びている。
ちなみにヒトデは、足が切れても、また生えてくるらしい「
サンゴを食べる魚の強靱はアゴ
一日にもの凄い量のサンゴを食べているが、植木屋さんのような活躍をしているので、サンゴにとっては大事な存在らしい。
サンゴでできたパウダースノーの砂浜は、このお魚のおかげ。
アオイ。美しい!!でも・・・・
なんとタコ。深海にいるらしい。
オウム貝。足が90本もある
お尻に部屋を作りながら成長していく。
カメの甲羅
カメの甲羅(べっ甲)べっ甲って、亀の甲羅の事だったんだ!しらなかった。
イルカの骨や鯨の骨。年を取ると人間と同じように骨の癒着が進むので、骨で年齢がわかる
で、翌日私が一人で、島散策をしているときに、自分でも漂流物を発見した。
骨の大きさからして、巨大なお魚のものと思われる。
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