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鍋割山で鍋焼きうどんを食べてきたVOL,2
- CATEGORY スポーツと旅
- UPDATE : 2017.11.06
- LAST UPDATE : 2017.11.06
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今日は昨日の続き。
最初の記事は、こちらからどうぞ。
ちょっと進んで行くと、ハイキングコースの地図が立ててあった。
それを見ると、どうも谷底に降りると滝が見られるようだ。
これまで山の中で何度も感動しているのだけど、その中でも滝や水の美しさに感動することがとても多い。
今回もそれを期待して、滝を観に行こうよとAちゃんが提案する。
ちょっと降りるにはかなり急だし、降りたら当然また登らなくてはいけないが、深く考えることなく、全員一致で下ることになった。
5分もしないうちに、川が見えてきて、テンションが上がる。
たくさんの落ち葉で土も階段も覆われている。
足場が悪くなっているので、トレッキング用のシューズはこの時期は必須。(トレランシューズでは滑りやすい時期だが、それにも関わらずトレランシューズで走っている猛者たちがけっこういた)
連日の雨だったせいか、あらゆるところで水が出てきていて、美しい景色を作り出していて、重たくてもカメラ持参でくれば良かったか?と少し後悔。
谷底に降りて景色を楽しむと、次なる課題は、王道のハイキングコースから外れたために、どの道で山頂に向かうか?
Aちゃんと私の思いは一度下ってきてしまった、道を再び登るのはツマラナイので、新たなルートをM沢さんが探し当ててくれることに期待。
皆の期待に応え、地図を取りだし検討をはじめるM沢さん。
そこでAちゃんが、「あの道って、元々のハイキングコースに戻る道じゃないですかね?」
「あの道って、上のハイキングコースに書いてあった道じゃないですかね?あの道でハイキングコースに合流できるんじゃないですかね?」
と。しばし沈黙が続く。
しかしM沢さんの判断は、「いや、いけそうだけど、ここはマスタロ隊長がいないから安全第一で戻ろう!」と、判断を下す。
いつもマスタロ隊長から「山を舐めるな」と言われ続け、皆の思考に浸透しているお陰で、今回も正しい判断ができた。
ここで山を舐めてしまうと、本来の目的である鍋焼きうどんが食べられなくなってしまう可能性もある。
下ってきた道を登り、ここでおそらく往復20分ほどの時間ロス。
そこで気がついたことがある。あんまりゆっくりしていると、まずいよね?と。。
M沢さんの予定では、4時下山となっている。
8:00 小田急線の渋沢駅集合
8:30 バスで大倉までいき、登山スタート
12:00 鍋割山山頂に到着、ランチ
13:00 下山開始
16:00 大倉到着
山は日暮れが早い。おそらく16時には暗くなってくる。
「まずい、ヘッドライト忘れてしまった!」と私がいうと、
Aちゃんも「私も忘れました!」と。。
「M沢さんは?」
「オレ持って来たよ」
「ちゃんとルクスの大きいヤツ?明るい?」
「うん、大丈夫!こないだハセツネ(トレランの有名な大会)前に買ったデカいやつだから」
「おぉーすごい。さすが!マスタロ隊長に怒られないで済むね」
「でも、ハセツネで一晩中使ったときから、充電してないから、電気着くか分からない!」
・・・・・・
「うーん、やっぱり山を舐めるなって言われるパターンだよね」
ということで、
さっさと登って、さっさと下山しなければならない。というミッションの共有ができた。
少し登りはじめると、山の景色が所々で楽しめる。
標高が高いところでは、葉の色が染まっているのが見えてきた。
これぞ秋晴れというような雲一つない清々しい景色だ。
途中、こんな親切もある。山ヒルに遭遇したときに、剥がずための塩。
山ヒルはかなり怖いらしい。
発生時期的には4月から10月らしいので、塩はすでに無くなっていたが、一度噛まれると、痛みを感じないため、気がつくとかなり流血していたなんてこともあるそうだ。
川が多いコースなので、ヒルも多いのかも?
そして丸太で出来た橋は、一人ずつわたりましょう。ついつられてわたってしまうのだけど。。
横からみているとかなりしなっている。。
我々は、きちんと一人ずつ渡る。
そして、いよいよ傾斜のきついところに来た。
鍋割山の山頂までの道のりの半分は、相当傾斜がきついらしい。
上をみると嫌になるので、こんなときに効果が期待できるのは、Aちゃんトーク。
皆を率いるのは、トレラン猛者で登るペースの速いM沢さん、次ぎにほとんど無酸素運動状態ではないか?という喋りを続けながら、M沢さんのハイペースについていくAちゃん、その喋りを聞き漏らさないように、同じペースで登る私。
特急で登る私たちを、ゆっくり登りたいほとんどのハイカーさんが道を譲ってくれる。
途中の景色はまったく記憶にないが、一時間も経過していないんじゃないか?と思う程あっという間に、山頂に近づいた。
そして辺りは、こんな美しい景色になっていた。
Aちゃんの話が終わってしまった瞬間から、登りがめちゃくちゃキツくなってしまい、残り1キロほどがやたら遠い。
そして、ハイカーの多さに鍋焼きうどんが売り切れになってしまうのではないか?と心配になってきた。
鍋割山の山頂へ行く方法は、歩くしか無い。
鍋焼きうどんの具材も、水も調味料もすべて人が背負って運んでいく。
途中、ミカン箱程度の発泡スチロールのケースを背中に山積み(四つ)にしている人を見かけたので、おそらく仕入れをして毎日登っている人だろう。
そして山頂の標高1,272 mに近づいて来たと感じるこの景色。
丹沢の山々や箱根(たぶん)の方まで見える。
山頂付近でも、まだ少し紅葉には早かったようだ。
いよいよ。登頂間近。
果たして鍋焼きうどんは食べられただろうか?
続きはまた明日。
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