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モロッコ四日目。アトラス山脈を越えてバラの谷と言われるエル・ケアナ・ムグナという街へ。その六(完)

バラの谷と言われるエル・ケアナ・ムグナという街に来て、朝を迎えた。気温はおそらく10度以下だろう。

風通しが良さそうな部屋だというのは前日に分かっていたので、厚着をして寝たせいか寒くてベッドから出られないというふうにはならなかった。

モロッコ四日目。アトラス山脈を越えてバラの谷と言われるエル・ケアナ・ムグナという街へ。その六(完)

太陽が昇ってきたので、早速屋上へ行くことに。

空気は澄んでいて、日本の何処にいてもこんなに澄んだ空気は吸えないのではないかと思ってしまったくらい。でもめちゃくちゃ寒い。

モロッコ四日目。アトラス山脈を越えてバラの谷と言われるエル・ケアナ・ムグナという街へ。その六(完)

アトラス山脈には雪が積もっているのが見える。

アトラス山脈の標高は一番高いところで4,165m富士山が3,776m私たちが通過したアトラス山脈の一番高いところがちょうど富士山の五合目あたり2,000m強ぐらいだったので富士山の五合目ぐらいの高さは車で超えてきたことになる。(富士山の五合目は登山口によって高さが違う)

このあたりの標高もおそらく少し高いのだろう。

ただ不思議だったのだが、寒いのに建物は隙間だらけで、例えば下の写真のように窓が無い。窓が無いから雨が吹けば、建物の中に雨風は入ってくる造りになっている。これがここのホテルに限らずこの地域のホテルに共通していることだ。

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でもそのお陰で太陽の光や鳥の声で、自然に目が覚めることができた。

屋上へ上がる途中の階段から見下ろすと、ダマスクローズが咲いているのが見える。

モロッコ四日目。アトラス山脈を越えてバラの谷と言われるエル・ケアナ・ムグナという街へ。その六(完)

ホテルの鉄のドアが映画のセットのように凄い。

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外から撮影すると、まるで絵本に出てくるようなお城。

ちなみにここは、快適さを求めるホテルではない。Wi-Fiも無いし、電話も繋がらない、シャワーも日本の仮設シャワーのほうがおそらく快適、掃除も行き届いていない。ドアや窓も隙間だらけなので、部屋の中をアリが行列を作って歩いている。

だけどなんだか、衛生的だとかサービスの質を考えること自体がここでは必要の無いことだと思わせる。言い方を変えるとそんなサービスが無くても自然が素晴らしいのだ。

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そしてバラの谷に宿泊した一番の理由は、ダマスクローズ。

メグちゃんはアフリカローズと言う広尾でバラの専門店を経営している

ケニアのバラ農家から直接バラを輸入しているのだけど、ビジネスとして成立させているのは、未だこのアフリカローズだけである。

今回わざわざアフリカモロッコまで来た目的は、メグちゃんから正式発表があるまで、お楽しみに。

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ダマスクローズの収穫時期は一年の中でも、たった一回。

しかも五月下旬から1,2週間と大変収穫期間も短いので、この時に合わせてここに来られたことが既に奇跡に近い。

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バラの収穫時間は朝で、つぼみの時間に摘み取るのが香りも高い。

太陽が昇っていくとバラの花びらがドンドン開いてしまうので、その前に収穫をするのだ。だから私たちが部屋を出たのも7時前である。

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バラのトンネルが出来ている。

たくさんのダマスクローズが咲き乱れていて、辺り一帯バラの香水のような良い香りがしている。

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ダマスクローズは畑と畑の間に植わっていて、本来は生け垣の役割だったそうだ。

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良い写真がたくさん撮れたのだけど、仕事として書くときが来ると思うので、その時にまた詳しく書きたいと思う。

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アミラちゃんもまだ眠たそう。

手に抱えるたくさんのダマスクローズは、花摘みの女性達からプレゼントしていただいたものだ。

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私も写真を撮ってもらった。日差しが強いので寒そうに見えないが、とても寒い。

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朝陽とバラがとても美しかった!!

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ホテルに帰ってくると、食事の良い香りがする。ちょっと覗いてみたらミントティーを淹れてくれた。

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いただいたバラを箱に詰めて撮影してみた。

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かわいい過ぎ!!

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あまりに美しいので、まるで撮影用にセットされた景色かと思ってしまう。

 

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この町に住む青年達。写真の意味はない。

 

で、朝食を食べてホテルをチェックアウト。色々して、最後にバラ祭りの会場に立ち寄った。

本来の予定ではバラ祭りは終了しているはずだったのだが、バラの開花が遅くなり、バラ祭りも見ることが出来た。これも奇跡だったと思う。

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昼頃になると日差しは強くて暑い、でも風は冷たくて寒いといった、日本では体感できない気候で私は調子が悪くなりそうだったが、メグちゃんはやたらとテンションが高い。

モロッコ四日目。アトラス山脈を越えてバラの谷と言われるエル・ケアナ・ムグナという街へ。その六(完)

昼間のお祭り会場は、バラ製品を中心とした商品が販売されているだけだった。

おそらく私とひかるさんのみなら、五分も滞在しないで帰っていたと思うのだけど、メグちゃんのすべての場所で楽しもうとする姿勢は見習いたい。

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現地の女性のヘナペイントを見て、いきなり「私もヘナをやりたい」と言いだした。

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でも言葉は通じない。普通であればそこで諦めるのだが、ヒカルさんに現地の人に、ヘナを書いて欲しいと伝えて貰えないかと言う。

そもそもヘナペイントを販売している人は居ないのに。

ところが思いが通じたのか、一人の女性がヘナペイントを出来る人のところまで連れて行ってくれたのだ。

モロッコ四日目。アトラス山脈を越えてバラの谷と言われるエル・ケアナ・ムグナという街へ。その六(完)

チューブ状の筆からヘナが出てくる。これをできるだけ長く張り付かせておいて、乾いて剥がすと、肌にヘナの成分が色素沈着しているはず。

待っている間は、ピリピリして痒いらしい。確かに、周りの皮膚は真っ赤になっていた。

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ちなみに乾燥した土の塊のようになった、ヘナを剥がしたところ。ほとんど色が定着していなかった。理由は分からないけれど、もしかしたら繰り返しやらなくちゃいけないのかも知れない。

ということで、沈着するまでの数時間ピリピリ我慢したわりには、結果は残らず。しかし十分楽しんだようだ。

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間違い無い。楽しんだ顔をしている。

そしてバラの谷も書いていないことも色々(まだ秘密)満喫したので、マラケッシュへ戻ることに。

途中、数カ所の撮影スポットに連れて行っていただき、この日も早朝からたくさん活動した。

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なんと言う場所か忘れてしまったのだけど、地平線が見える場所だった。

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こちらホテル併設の撮影所。砂漠やエジプト系の映画撮影はここが使われているらしい。

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アトラス山脈超えの途中にて撮影。谷がすごく深いし緑がぜんぜんなし。場所によっては風が強く吹き上がってきて、少し怖い。

モロッコ四日目。アトラス山脈を越えてバラの谷と言われるエル・ケアナ・ムグナという街へ。その六(完)

アトラス山脈では雲の模様を見るのがとても楽しかった。

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マラケッシュに夕日を追いかけながら戻って来た。ちなみにマラケッシュ市内は信号もなくて、交通事故がかなり多いという。確かに日本の感覚ではあり得ない細い道や人混みにバイクや自転車に乗った人達が普通に入ってくるし。車も見通しの悪いところでも凄いスピードで通り過ぎる。

病気になる確率より交通事故になる確率の方が高いかも。

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今夜のリヤド(邸宅型ホテル)に到着。ここも中央にプールがあり、天井はなく星が見える造りになっている。

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ベッドにはタオルで白鳥が・・・・・・

そしてホテル内の部屋の鍵は無いので、同じリヤドに宿泊したもの同士は信頼するしかないのか?

私たちの部屋がある一階の部屋は、二部屋でプール脇のソファーなども利用できるので、ほぼスイートルーム状態なのだ。

しかし屋根が無く吹き抜けなので、寒すぎて長い間いられなかった。

明日はマラケッシュ市内散策について。

 

今日の渾身の一枚☆☆☆

たくさん撮影したので、旅行記終了までお休みします(たぶん)

今日のありがとう☆☆☆

旅の感謝がたくさんありすぎてなにからお礼を言うか迷ってしまう。

先ずは、この旅に誘ってくれたメグちゃんありがとうございます!

今日の小説1,000字☆☆☆

累積11,098字/今日の達成0字(予定より2,902マイナス)結局、モロッコに向かう途中の便で書いただけで、書き進められなかったので、予定より約3,000字未達。遅れを取り戻さないと。

今日の腹筋50スクワット50回☆☆☆

実はスペインで風邪を引いてしまって、体調が悪いのです。あと二日か三日はお休みします。

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