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どうして農業なの?VOL,4

 

農業と自分。以前の私は、まったく無縁のものだと考えていて、やりたいとも思っていなかった。

アウトドアの遊びもスポーツもまったくやっていなかったし、その楽しさを知らなかったし、やるのはゴルフくらいなもので、徒歩10分15分の距離すらタクシーに乗っていた。

 

信じられないくらいの長い時間を働き、勉強をして、忙しく過ごし、時々糸が切れたように夜な夜な遊んで歩くこともあった。

周りの友人たちも派手で、何らかのブランド志向で、東京で自分の仕事や生活があるのが当たり前だった。

 

でも、自宅が東京にあるのは嫌だったので横浜を選んでいた。

東京から離れて、海風や空気の違いを感じるとホッと力が抜けるし、誰も気軽にこない自分だけの場所を確保していたかったからだ。

 

2013年頃に、過労や精神的なことが色々重なって、大病にはならなかったが体調が一気に崩れた。

ただ、以前から逆流性食道炎は慢性化していたし、体のあちらこちらが少しずつ病んでいたので、気力でごまかしながら生活をしていただけだと思う。

 

まぁ、それも、結果的には、健康的な生活をしたいと意識する切っ掛けになったので、本当に良かったと思う。

 

そこから仕事を減らして時間ができたので、友人たちに誘われるまま、スポーツイベントに参加するようになり、ランニングやスイム、登山などわりと体力の必要で自然のなかで過ごすことが増えていった。

 

はじめての高尾山の山頂までのハイキングは、息切れはするし足もいたくて、1時間くらい歩くのが精一杯だったのに、その3ヶ月後には、白馬で行われたトレイルランニング21㎞を完走しているから自分でも驚いた(歩いていたけど)

人生初自分で登った山は、本当に美しくて冒険だった。

 

その日から今日までちょうど四年。自然のなかにいると、気持ちよさを感じることが多くなった。

実際に、海にプカプカ浮かんでいたり山の中を走ったり歩いたりしていると、地球や宇宙と自分が繋がっていると思ったり、自分の自然な存在の一部と感じたり、自然と喜びが湧いてきたりする。

心が安定して、幸せだと感じるていることが本来の私である。なんて気持ちにもなってくる。

 

体力が出てくると、不思議と夢も湧いてきて、仕事への集中力は上がるし前向きにもなる。

勉強も再びしたくなって、興味のあった芸術の分野の大学に通信だけれど行き直したりした。

ブログをスタートさせて、小説を書くことやカメラもはじめた。

 

ちょっと話がズレそうなので、ここまでにしておこうかな。

明日は、ここ何年かの流れを振り返って見て、もう一度なぜ農業をやりたいと思っているか?なぜ今なのか?と考えてみたいと思う。

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