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富士山登頂!ご来光をみられた2017年夏VOL,4
- CATEGORY スポーツと旅
- UPDATE : 2017.07.11
- LAST UPDATE : 2017.07.11
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夕焼け撮影を終えて、再び寝ようとするもののいびきがウルサくて寝付けない。何度か耳栓を詰め直すが、ほとんど意味がないように感じられた。
本当に聞こえない耳栓の研究価値はありそうだ。
とは言え、寝ていない気がするのは自分だけで、普通に寝ていたのかもしれない。
夜中の二時に山小屋の人が、お越しにきたときは、もう少し寝ていたいと思ったくらいだった。
眠たいけれど寝床から出て、支度を始める。目の前に居た高所になれているはずの、マスタロの顔がパンパンに膨らんでいた。
やはり高所は顔が腫れるらしい。
のんびり支度をしたらあっという間に、出発時刻になっていて、二時半を過ぎていた。
外はまっ暗なのに、ご来光を目指して、下から登って来る人たちがたくさんいて驚き、すぐに渋滞になったときには、出るのが遅かったかもしれないと思わせた。
でも、渋滞のせいでスピードが出せないことの方がむしろ良くて、自分のペースで登れていた。
暗闇と寒さのせいか近くに皆いるのに、ほぼ無言状態でひたすら歩く。周りの人たちも同様に無言だった。
歩き始めて1時間を過ぎた頃に、あたりが少し明るくなってきて、早く登らなければ、山頂でご来光がみられなくなると気持ちが焦ってくる。
しかし吉田ルートは、途中で日が昇ってしまっても、どこの位置でも見えるルートだ。
四時になると、雲海の下には太陽が上がってきたようで、空はオレンジ色に染まり始める。この時期、日の出予測時間は四時半。
意外だったのが、夕日は沈み始めるとあっという間に消えてしまうのに、日の出は太陽が現れるのが遅かったこと。
当然標高が高いという理由があるにせよ、今にも太陽が顔を出しそうな気配を感じてから1時間近く、雲海から顔をださなかった。
大渋滞のなかでようやく最後の鳥居が見えてきた。
振り返ると、もう本当に太陽が今にも顔をだしそうになっている。
なんとか日の出前に無事山頂に到着して、空いていた場所に四人で並びご来光まで待つ。
この間とにかく寒い。もう全部着込んでいるし、靴の中と手袋の中には、出発前にカイロを仕込んでいる。
なのにどうしようもなく寒い。風もあってドンドン体は冷えていく。
立ち止まってから待つことおよそ5分。やっと太陽のかけらが見えてきた。
で、下山してから気がついた。ご来光の写真がしっかり撮れていなかったと。これもまだ半分ぐらいしか太陽が見えていない。
もう寒すぎて、撮り方もいい加減になっていたようだ。
時期が早すぎて、お店も開いていない、神社も、お鉢巡りもできないことが判明して、噴火口のみ眺めることに。
でも、本当に寒くて、撮影する気分にもなれず撮り方が雑になっていて、噴火口というのもまったく分からない構図になっていた。
日の出から10分もすると、完全にあたりは明るくなっていた。そして皆も考えることは同じで、早くも下りは大渋滞になっている。
この時期下山ルートも八合目まで、登山ルートと同じで、1時間ほど大渋滞のなかを下ることになった。
とはいえ、高山病の心配がもう無くなっていたので、帰り道は気分はだいぶ元気。
やっと念願の富士山登頂。一度登れればもう満足。何事も起きず無事下山もできた。マスタロ、連れてきてくれて本当にありがとう!
ちなみに台風一過のこの日は、下界では赤富士と言われるとても美しい富士山になっていたそうで、山頂の私たちも普段よりも美しいご来光が見られたのかもしれない。
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