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「能」についての授業があり、面白過ぎて芸術系大学生になって本当に良かったと思えた。

今日も世界の古典の授業だったのだけど、午後からのおよそ5時間は「能」についての授業で、今日は芸術系大学生になって本当に良かったと思えるくらい、内容が面白かった。

題材も唯一好きな「源氏物語」だったし、能を観に行くハードルが下がったし、観に行きたいと思えるような知識を得られたと思う。

とても長い歴史があるので、5時間程度では少ないと思うけれど、今後の興味(学び)に繋げるには十分な知識をいただけたと思う。

そんなわけで記憶に残しておきたいことのみを書いておくことにする。

「能」についての授業があり、面白過ぎて芸術系大学生になって本当に良かったと思えた。

 

能とは何か

能とは、平たく言ってしまえば、室町時代につくられた舞踊演劇。舞台も簡素で6メートル×6メートルの正方形で、必ず橋があり、背景は松になっている。

橋は能にとってはとても重要な役割を持っていて、主に入退場に使用されているが、あの世よこの世を結ぶ役割を持っている。

考え方としては、あの世から橋を渡って役者が登場して来て、現世であり舞台の上で、何かを語る(演じる)

 

典型的な物語

 

典型的な物語は、能の主人公の多くは死んでいる人(亡霊)で一旦死んだ人が何らかの浮かばれぬ原因がありそのメッセージ(成仏させて欲しい)を持って、現世に出てくる。舞台の役には成仏をさせようとする僧侶がいる

能は基本的にはベースになる物語がある、演劇である。

ベースになる物語(本節)には、伊勢物語、大和物語、源氏物語、今昔物語、平家物語、義経記、曽我物語など。

能は男性による仮面劇で色々な要素が詰まっている。

 

能の色々な要素

  • 物語(古典、文学、歴史)
  • 演劇(台詞、歌、舞)
  • 音楽(うた、楽器)
  • 面(60種類もあり使われるのはだいたい30~40種)、装束、作り物

面の使い方

面を使わないときは、生きた男性(現世の男性役を演じるとき→僧侶など)、面を使うときは以下のとき。

  • 女性役(役者が全て男性だから)
  • 亡霊
  • 神、天狗、獅子、精霊

ちなみに、面をかけていないときは直面(ひためん)という

 

知らなかった言葉

  • 身をやつす=思い悩む
  • くちよせ=霊を招き寄せてその言葉を人に伝えること
  • 修正絵(しゅしょうえ)=正月の行事
  • 修二絵(しゅにえ)=二月の行事
  • 追儺(ついな)=鬼払いの儀式
  • 勧進勘行=布教活動

 

今年は、「お能」なども観に行ってみたいと思う。「葵上」がいいな。探してみよう。

源氏ではないけれど、増上寺の秋に開催される薪能なんて、とても良さそうだ。

皆で鑑賞に行きましょう的なイベントを立ち上げて、劇のあらすじや文化などを説明できるようになろうかな、なんて考えてみた。

 

あとがき☆☆☆

古典の授業だったので、また読みにくいものを読まされたりしちゃのかな。眠たくなるよなーなんて覚悟していったのだけど、本当に今日は楽しかった。歌舞伎を教えてくれる先生にもいらして欲しい。

今日のありがとう☆☆☆

今日も皆さん、仲良くしていただきありがとうございます。

先日の論文研究授業について、わざわざ来てコメントをいただきありがとうございます。

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